コッソリ見ている殿方へ

このサイトを作るのを手伝ってくれたシステムエンジニアの男の子に

「”女の子のナイショ話”というコピーを見ると、アクセスするたびにいけないことしてる気持ちになる」と言われ、しめしめと思いました。

ツイッターに会社の求人情報が掲載されれば
「写真の男女比が悪すぎ!女性の働き方の多様化を理解してないのでは?」なんてコメントがついたり

「女性はもともと働きながら子育てをしていたのだから、”イクメンなんかより”もっと偉い!」と躍起になっている人たちのことを見ると

すこしかなしくなってしまうのです。

そんな、髪をふりみだして声高に叫ぶようなマネをしなくとも、女性の権利や在り方は当たり前に認められて、なんでもないように過ごせるような社会であればいいのに。

あえてサイトのコンセプトを「女の子の」と限定したのは、この窮屈な世の中で、自分のステージや誰かに押し付けられる価値観を脱ぎ捨てたときの”ガールズトーク”のような生の声を形にしたかったからです。

彼の言葉は、さらに続きました。

「未成年の頃に18禁のサイトにいったかのような
高校生の時にかわいい女の子がやってるHPを覗いてみたときとか
mixiでなんとか足跡をつけずに投稿を見ようとしたみたいな…」

その感情の正体はきっと、”罪悪感”。

サイト名の由来となった「Rogier」には、もうひとつ、「ロキエル」という読み方があって、甘い言葉で誘惑をする小悪魔の名前なんだそう。

のぞいてみたいような、ちょっと知るのがこわいような、そんな胸の高鳴りとともにこっそりこのサイトを開いてくれたなら。

そうやって、間接的にでも、気持ちのかけらが伝わるキッカケになったなら。

あなたはわたしたちの、思惑通り。